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2013年9月アーカイブ

 
台風18号、3人死亡5人不明…浸水など被害も

読売新聞 9月16日(月)21時2分配信

 

大雨で増水した鴨川(奧は三条大橋)(16日午前7時18分、京都市中京区で)=宇那木健一撮影

 大型の台風18号は16日午前8時前、愛知県豊橋市付近に上陸して列島を縦断し、近畿地方を中心に河川の氾濫や土砂災害など大きな被害をもたらした。

 気象庁は京都、滋賀、福井の3府県を対象に、初めて大雨特別警報を出した。読売新聞の16日午後8時現在のまとめでは、3人が死亡、5人が行方不明となり、128人がけがをした。避難指示・勧告は21府県で約60万世帯に上った。

 気象庁によると、台風18号は同日夕、三陸沖へ抜けた。同日夜には、温帯低気圧に変わる見込み。

 14日の降り始めからの雨量は三重県大台町で580ミリ、奈良県上北山村で548ミリを観測。四国から関東甲信の多くの地点で300ミリを超えた。同庁は16日早朝、「これまでに経験のない大雨となっている」とし、3府県に特別警報を出して最大級の警戒を呼びかけた。

 この台風で、愛知県豊橋市では午前7時20分に最大瞬間風速39・4メートル、東京都心でも9時12分に同32・5メートルを観測。埼玉、三重県などでは突風の被害が相次いだ。同庁は17日朝から職員を派遣。発生状況や被害について調べる。

 滋賀県栗東市では、無職佐藤由紀子さん(71)方の裏山が崩れ、住宅がつぶされ、佐藤さんが死亡した。福井県美浜町でも崖が崩れ、民家に大量の土砂が流れ込み、家にいた竹本みゑ子さん(77)が死亡。津市では、母親(41)と娘(10)が行方不明に。川が氾濫して流されたとみられる。このほか、福島、長野、兵庫の3県で3人が行方不明となっている。

 河川の氾濫も相次いだ。京都府では、京都市内の桂川や福知山市の由良川が氾濫するなどし、59万人に避難指示・勧告が出された。京都市の観光地・嵐山では旅館などが立ち並ぶ一帯が浸水し、消防隊員らが冠水した道路にボートを浮かべて宿泊客らを救出した。福知山市でも住宅地が冠水し、約290人が公民館などに避難した。

 交通機関は16日朝から欠航や運休などが相次いだ。日本航空、全日空は国内線で450便以上が欠航、約6万8000人に影響した。東海道新幹線は上下線145本が運休。秋田新幹線は午後から終日運休するなど各新幹線のダイヤが大幅に乱れ、少なくとも約34万人に影響した。

 高速道路でも、高波などの影響で東名高速や名神高速の一部区間が通行止めとなった。

最終更新:9月16日(月)21時2分

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