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なぜか犬や猫に嫌われる人の共通点

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トイプードルやミニチュアダックスフントは比較的人懐っこい。逆に、柴犬などの和犬は人見知りが多いとのこと

なぜか犬や猫に嫌われる…そんな人はいないだろうか。動物に嫌われる=悪い人、みたいなイメージを与えかねないので、できればなついてもらいたいところ。さもないと「うちのワンちゃんがなつかない男性とは付き合えない」なんて最悪の事態が起こりかねない。

とはいえ、嫌われている側には、なにが原因なのかさっぱり…。白金高輪動物病院の佐藤貴紀院長に詳しい話を聞いた。

「もしかすると、犬や猫が嫌がる行動を取っているのかもしれません。例えば、大きな声で話しかける、動作が急だったり乱暴だったりするといった、動物にとって予想外の動きをする人には、怯えたり敵と見なしたりして寄っていかないことがあります」

他にも、目を合わせすぎたり、上から覆うように手をかざしたりすると、攻撃されていると感じて嫌がる犬や猫も多いのだとか。

「犬に関していえば、香りが原因の可能性も。ご存じの通り犬は嗅覚が鋭く、においで敵味方を判断することもあります。香水などをつけすぎていると、避けられることがあるでしょう。特に、柑橘系の香りなどは苦手のようです。その他、においに近いかもしれませんが、フェロモンの好き嫌いもあるようです。例えば、飼い主が女性の場合は、男性を苦手とする犬は少なくありません」

では逆に、野良犬や野良猫がなついてくるなどの「なぜか動物に好かれる」というパターンにも理由があるのだろうか? 

「なにも理由がなく動物に好かれるというのは、ちょっと考えづらいですね。考えられるとすると、1つ目は地域の人などに餌付けをされていて、人間=餌をくれる存在と思って近づいてくるケース。2つ目は、赤ちゃんのときから人に飼われていることで、警戒心が薄れて人懐っこくなっているケース。3つ目は飼い主と似たにおいがするケースです。さらに、犬の場合は犬を飼っている人にはなつきやすいというケースも。一昔前は、他の犬のにおいを嫌う犬が多かったのですが、赤ちゃんのときにペットショップなどで多頭暮らしの経験がある最近の犬は、他の犬のにおいに安心するところがあるようです」

そもそも、犬や猫が人間に対してどのように反応するかは、幼少期にどのような環境に育ったかが大きく、個体差があるとのこと。なぜか犬や猫に好まれるたり嫌われたりするのは、そのあたりに何かしらの理由がある事の方が多いようだ。あとは、動物に嫌がられない触り方をしてあげることも重要だとか。

「まずはしゃがんで目線を同じ位置にすること。目を見つめすぎず、最初は手のにおいを嗅がせるくらいでいいでしょう。においを嗅いでも逃げないようなら、あごの下をなでてあげ、気持ちよさそうにしているならそのまま背中などをさすってあげます。頭や足は嫌がるので、最初のうちは触らない方がいいですね」

肉球プニプニを味わいたくて足を触ろうとするアナタ、もしかすると、それが嫌われる原因かも…。動物に好かれないまでも、せめて嫌われないよう気をつけましょうね。
 

このブログ記事について

このページは、プチドッグが2013年5月12日 11:54に書いたブログ記事です。

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